思い出の小箱


 







ここ10年ほど続けてきた国内、国外の旅行を順不同ですが少しずつ思い出しながら振り返ってみようと思います。
デジカメを使い出したのは10年くらい前からですから、それ以前の写真はアルバムに貼ってある写真をスキャナーでコピーしたものをのせます。デジカメに比べると画素数がぐんと落ちますので映像が荒くなりますが、これはやむおえないところです。
 

  初めてのアメリカ           2000年7月
                             
 
  ロス・アンジェルス、ラ・ホーヤ、ヨセミテ、サンフランシスコ
私の弟がアメリカ西海岸のサンディエゴの近くに住んでおります。
日本で結婚して間もなくアメリカに転勤になり、家族を伴って赴任し、その場所がすっかり気に入ってそこで子どもを生み、会社での仕事をリタイアした後も続けて住んでいます。
気候が温暖で治安もよく経済的にも日本で暮らすよりずっと豊かなくらしができると言います。そんなことでいつのまにか子どもが5人になり大家族でにぎやかに暮らしており、一度遊びに来るように誘われていたので出かけてみました。
飛行機、ホテルなどすべて弟が手配してくれて、団体のツアーでない旅行に初めて出かけました。

デルタ航空の便でしたが、オーバーブッキングのためか私たちは座席をビジネすクラスにグレードアップしてもらえるという幸運で旅は始まりました。

約10時間の飛行でロスアンジェルス空港に到着。そこでは弟と彼の二男が出迎えてくれて、さっそく海岸まで車で走り、マリナ・デル・レイやサンタモニカを見せてくれました。カリフォルニアの太陽は噂にきいていた通りのまぶしいほどの明るさ。海岸ではたくさんの人が日光浴をしたり、サーフィンを楽しんでいます。

一泊目はユニバーサルスタジオの近くのシェラトンユニバーサルホテルで、翌日はすぐ隣にあるその「ユニバーサル・スタジオ」見物です。

丁度1995年に映画「ウオーターワールド」(ケビン・コスナー主演)が公開されていて、それをアトラクションに採用していました。
水を使った大掛かりなショウで前の方の席の人は水をかけられてびしょ濡れで、でもそれを目的に来ているので大はしゃぎです。真夏の事で少々濡れてもいっこうにかまわないようです。
その入場のために行列をしている時、上からミストが降りて暑さ対策をしているのを見てびっくりしましたが、そのごだいぶ経ってから日本でも使われるようになりました。

このショウの他にミニトレインに乗って西部劇に出てくる町並みを見たり、動物のショウを見たりで一日を過ごしました。
夕方には弟が車で迎えに来てくれて次の宿泊地ラ・ホーヤ(サンディエゴ近くの保養地)に着き、ここで2泊、のんびりと海を眺めペリカンやアザラシの群れなど見物、また、おりしもMuseum of contemporary artで開かれて開かれていた画家「フリーダ・カーロとディエゴ・リベラ展」で二人の絵に出会いました。とても強烈な絵でこれまで知らなかった世界に接することができて、とてもラッキーでした。
劇的な生涯を送ったフリーダ・カーロはその後映画にもなり日本でも公開されて多くの人に知られるようになりました。
交通事故に会い、脊椎に大きな傷を負いその自分の衝撃的な姿を絵の素材にしています。
  
ウオーター・ワールドショウ

  
Museum of contemporary Art
San Diego

その後飛行機でサンフランシスコに行き、ヨセミテ国立公園を目指しました。この旅のガイドは弟の長男でカリフォルニア大学バークレイ校に通う20歳の男の子です。彼が空港で借りたレンタカーを運転して連れて行ってくれました。これがなんとオープンカーで初めて乗るので面白がって乗ったはいいけれど、びゅんびゅん入る風に顔がカパカに乾いてしまい、たまらず幌を下ろしてもらう始末。これは大失敗でした。
ヨセミテはアメリカでも人気の場所で、特に夏休みのこの時期は宿泊するところが予約できない所として有名だそうですが、これも弟が早めに予約してくれて「ヨセミテ・ヴィュウ・ロッジ 」に二部屋とり二泊です。キッチン付のゆったりした部屋でした。

有名なハーフドームが望めるグレイシャーポイントやヨセミテ・フォール、メタセコイヤの森などのんびり見物。川で泳ぐというおまけつきです。背のたたない川で泳ぐというのはちょっとばかり勇気がいりましたが、冷たい水がなんとも気持ちがよかったです。ただヨセミテを見るだけではない印象的な旅になったのは、アメリカ生まれの甥のおかげと思います。
この甥はサンフランシスコに住んでおり、アメリカの若者の生活の一部も見せてもらいUCバークレイの構内も案内してもらいました。今は彼も結婚して二児の父になりました。お嫁さんは中国系のアメリカ人だそうです。
ちなみに弟の子どもはそれぞれ長女はメキシコ人と、長男が中国系アメリカ人と、三男はドイツ系のアメリカ人と結婚し、弟の孫たちはとてもバラエティに富んだ顔だちをしているそうです。まだ結婚していない二人がどんな伴侶を見つけるのか楽しみです。
 オープンカーでGO!  グレイシャーポイント  ヨセミテ国立公園内で  ヨセミテフォール


 
 

   
 川遊び(私は川の真ん中辺に)  ヨセミテ・ヴィュウロッジ  サンフランシスコ  この旅行最後の晩餐後
     

2012/12/23 記


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