思い出の小箱


 







ここ10年ほど続けてきた国内、国外の旅行を順不同ですが少しずつ思い出しながら振り返ってみようと思います。
デジカメを使い出したのは10年くらい前からですから、それ以前の写真はアルバムに貼ってある写真をスキャナーでコピーしたものをのせます。デジカメに比べると画素数がぐんと落ちますので映像が荒くなりますが、これはやむをえないところです。
 

トレド&セゴビア      スペインの旅その二


前回はマドリッドに行ったお話をしましたが、本日はその続きでマドリッドに滞在したまま バスに乗って、世界遺産に登録されている「サン・ロレンソ・デ・エル・エスコリアル修道院」に行った時の記録です。
1563年に完成した壮大な建物はかつての大国スペインの栄華を物語っています。
バジリカという聖堂、修道院、図書館などがあり、ティッツィアーノ、エル・グレコ、リベーラ、ベラスケスなどの宗教画が収蔵されています。

この宮殿の周りは小さな山と森にかこまれた、まさに離宮という感じの場所でした。


そして、また別の日はマドリッドからエル・グレコゆかりの地トレドを訪れました。
タホ川に三方を囲まれた自然要塞都市です。紀元前はローマ人が、そしてイスラムにも征服され中世になってキリスト教徒によって街が奪回された後はカスティーリャ王国の首都にもなったという街です。
 


いかにもヨーロッパの古都らしい趣のある街にすっかり魅了されました。

ここはかのエル・グレコが画家人生の最後に過ごした土地。

エル・グレコはギリシャクレタ島の出身で、イタリアにいたころにつけられた「ギリシャ人 EL.GRECO」がそのまま後世に伝えられています。

グレコの家 
イスラムの面影を残す壁が印象的です。



  これはグレコの「聖衣剥奪」という絵です
     グレコ美術館でひときわ印象的な絵でした。  
人々の表情が実に豊かで力強く、心惹かれるものがあります。

  

   グレコ美術館の内部です。
マドリッドから行ったもう一つの町はセゴビアです。

11月26日でこの日は急に寒波がやってきたため、マドリッドよりも北にあるセゴビアに近づくにつれ周りは雪景色になりました。 


ここは世界遺産になっているローマ時代の水道橋で有名な街です。
 ヨーロッパに行くとローマ時代の遺跡というのによく遭遇します。

中でもこの水道橋は大きなものです。

ちなみに水道橋の下には子豚の丸焼きで有名なレストラン「メゾン・デ・カンディド」がありますが、 私たちが行ったのは午前中も早い時間でしたので子豚君に会うことはできませんでした。



そして、もう一つの名所がかのディズニー映画「シンデレラ」の背景になったといわれる「アル・カサル」です。
13世紀以降王宮として使われていたという城ですが、何となく荒涼とした感じです。
    
                                        ここにもイスラム模様
2011/10/16


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