New Page ! 「真、行、草」 「懐石と茶事について」「床の間の話」「茶の湯の炭の話」
2013年の新年を期して「茶の湯閑話」というコーナーを新設しました。 実は一月のホームページビルダー講座に花びら餅と薄茶の準備をして出かけ、先生、ケーシーさんとご一緒にミニお茶会をしたのですが、その折に先生が「お茶のページを新設してみたらどうかしら?」と提案してくださいました。 ブログで毎月アップしていたので、それでいいかなと勝手に納得していましたが、ブログよりもっと掘り下げた記事を書くのも面白いかなと始めることにしました。 で、今日は花びら餅について少し書いてみようと思います。 正確には「菱葩」のことで、もともと菱形の餅に、赤い菱餅を敷き猪の肉や鮎の塩漬け、瓜などをのせたもので歯固めの儀式につかわれていたといわれています。 これが簡略化され鮎の代わりにごぼうを使いこれを「宮中雑煮」として公家に配られたものが原形だそうです。(ちなみに初めはごぼうが二本だったとか) 京都の菓子屋の「川端道喜」が作り宮中におさめていたものを茶道裏千家11代家元の玄々斎(1810〜1877)が初釜のお菓子として使う事を許され、以降延々と受け継がれ今日に至っています。(以上ウィキペディアより引用) ※注 玄々斎精中宗室は三河の松平乗友の五男として生まれたが、10歳の時に千家に養子に入った人。 とても創意工夫をした人で新しい点前を考案した。(茶箱点、立礼式《正坐せずに腰かけてする点前》、和巾点の復興など。) 花びら餅は黒い縁高という小さなお重のようなものに入れて6寸の黒文字をつけて供されるのですが、この縁高というのは菓子器の中でも一番格の高いものとされています。 黒にうっすらとピンクのすけた花びら餅が映えて、いかにも新年という改まった感じがするのはいいものです。 |