思い出の小箱


 








ここ10年ほど続けてきた国内、国外の旅行を順不同ですが少しずつ思い出しながら振り返ってみようと思います。
デジカメを使い出したのは10年くらい前からですから、それ以前の写真はアルバムに貼ってある写真をスキャナーでコピーしたものをのせます。デジカメに比べると画素数がぐんと落ちますので映像が荒くなりますが、これはやむおえないところです。
 


ゴールデンリング     ロシアへの旅その二       
                           2008年10月
 
 
   
今回の旅で楽しみなのがめったに見ることのできないゴールデンリング(ロシアの古都群)を訪れることです。
12世紀から18世紀にかけて建てられたロシア正教の教会を中心に作られた古い街がモスクワの北側に輪のように散らばっています。
教会の尖塔が金色に輝いているのでゴールデンリングと呼ばれロシア人の心のふるさととして多くの人々が訪れているそうです。


こちらはウラジミールという街にあるウスペンスキー大聖堂です。

ロシア正教はソ連共産党が支配していた時代には弾圧を受け多数の聖堂が破壊され、聖職者が虐殺されるなど大きなダメージを受けたが、その後ソ連が崩壊してからは徐々に修復され、数多くの信者の信仰の場になっています。

セルギエフポサードという街にはそのロシア正教の重要な修道院「トロイツエ・セルギエフ大聖堂」があり、世界遺産にも登録されています。
その大聖堂も訪れました。

ここの大修道院ではめったに見られない黒い修道服を着たロシア正教の修道士、尼さんの姿を間近で見ることができましたし、聖堂内で熱心に祈る信者の姿を垣間見ることができました。

これまで見てきたヨーロッパのキリスト教の教会とは全く趣を異にするイコンで飾られた聖堂は今も心に残っています。




この日に宿泊したスーズダリという街にはすべて木でできた教会や民家を保存した「木造建築博物館」がありました。
今でこそコンクリートの建物が多いロシアですが、かつてはこんな木でできた教会や風車や倉庫があったのです。

そして、どんな小さな町にも立派な、それもピカピカに輝くロシア正教の教会があるのが印象的でした。


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